文鳥の脚の異常で気付く病気(白くカサカサ・爪の変形)
公開日 最終更新日 | 病気・ケガ
文鳥の脚に異常を感じたら、以下の病気を疑います。
次のような症状が見られるか、チェックしてみてください。
脚が白くカサカサしている
【疑う病気】
- ・甲状腺機能低下症
- ・疥癬(かいせん)症
- ・はばき
甲状腺機能低下症
甲状腺の機能が低下して、全身の代謝が遅くなっている状態です。
脚以外の症状として、羽毛が抜けやすく生えにくい、無気力、眠ることが多い、寒さに弱くなる、肥満などがあります。
甲状腺が肥大化すると突然死する可能性があるため、早めに病院で診察してもらう必要があります。
疥癬症
トリヒゼンダニという寄生虫が寄生している状態です。
トリヒゼンダニは0.4mm×0.3mmと小さく、肉眼での確認は困難です。ヒゼンダニの仲間は、鳥の体から離れると生きていくことは難しいですが、鳥同士が接触して移る可能性があります。
脚以外にも、くちばしの上部に症状が見られることもあります。
はばき
代謝障害、栄養障害、老化などが原因で、脚の皮膚がうろこのように白く浮き上がり、厚く固くなっている状態です。
脚が太くなると血行障害を起こすことがあります。
脚が白く爪が変形している
【疑う病気】
- ・肝臓障害
肝臓障害
肥満・中毒・感染症などにより、肝臓の機能が低下している状態です。
脚以外の症状として、体重の増減、フンの周りについている尿酸が黄色や緑色になる(通常は白色)、食欲がない、呼吸が荒くなる、くちばしの一部が伸びる、肝臓が肥大化するなどがあります。
まとめ
脚の異変は、文鳥の体に起きている病気のサインかもしれません。
異変に気付いたら、念のため病院で診察してもらいましょう。