豆苗の育て方(無農薬で水耕栽培する方法)
公開日 最終更新日 | 食・健康
豆苗は家庭で手軽に水耕栽培できる野菜で、毎日水を換えるだけで簡単に育てることができます。
豆苗は、カルシウムを骨に定着させるビタミンK、老化の原因である活性酸素の働きを抑えるビタミンA・C、赤血球の形成を促進する葉酸が豊富に含まれています。
文鳥に与えると良いといわれている代表的な野菜ですが、人間にとっても美容や健康に効果のある栄養素が豊富です。
豆苗は成長が速く、種から栽培を始めて10日ほどで食べられるようになります。
最近では、家庭用の水耕栽培セットも販売されていますが、本格的なものは初期投資が高くなってしまいます。
ここでは、なるべく安く、日々のメンテナンスも比較的ラクに豆苗を水耕栽培する方法をご紹介します。
豆苗の水耕栽培で用意するもの
豆苗の水耕栽培で、今回用意したものは以下のものです。
- ・家庭用の水耕栽培キット
- ・豆苗の種(エンドウ)
以上。
今回は「Sprout Farm(スプラウトファーム)」という水耕栽培キットを使用しました。ホームセンターで500円ほどで販売されているものです。
エンドウの種はスプラウト用と表記されたものを使用します。
【文鳥に与える場合の注意点】
豆苗にはエンドウの他に、そら豆もありますが、そら豆の豆苗を文鳥に与えて中毒を起こしたという事例があります。文鳥にとっての危険性を正確に検証した結果ではないと思われますが、リスクが高いものは避けるべきです。
水耕栽培1日目
エンドウの種を白い網目の容器に入れ、透明の受け皿には種が水に浸るくらいまで水を入れ、重ねたら、アルミホイルなどでフタをして暗くします。
室温は20度前後にすると、発芽が早まります。
水耕栽培2日目
たった1日水に浸しただけで、種から根が出てきました。
受け皿の水を換え、アルミホイルでフタをします。
水耕栽培3日目
芽が出てきて、水を入れた受け皿まで根が伸びてきました。
受け皿の水を換え、アルミホイルでフタをします。
水耕栽培4日目
ある程度、根が伸びてきたら、水換えのときの水の量は、種が浸らないようにします。水換えをしたらアルミホイルでフタをします。
水耕栽培5日目
芽が水耕栽培キットの背の高さくらいまで伸びてきました。
このくらいまで芽が伸びてきたら、アルミホイルのフタを外しても大丈夫です。以降、水換えだけは毎日おこないます。
水耕栽培6日目
ここからは毎日、窓際に置いて光を当て、緑化させます。直射日光を避けて、乾燥にも注意します。
光を当てると急激に背が伸びるので、毎日の成長をさらに楽しめるようになります。
水耕栽培7日目
背が伸びて、見た目にも分かるほど緑化が進みました。
水耕栽培8日目
背がぐんぐん伸びてきます。
水耕栽培9日目
さらに背が伸びてきました。収穫間近です。
水耕栽培10日目
このくらいまで伸びたら、収穫をしても大丈夫です。
使うぶんだけ収穫をして、よく水で洗ってから食べます。
見た目をおしゃれにアレンジ
ある程度伸びてくると、横に広がったり、垂れ下がってくるので、背の高いケースに水耕栽培キットごと収納すると、見た目も良くなります。
写真は、100円均一で購入したプラスチックボックス(木目調)です。お金をあまりかけなくても、ちょっとした工夫でおしゃれに水耕栽培を楽しむことができます。