文鳥のひとり餌の練習で飼い主がしてあげること
公開日 最終更新日 | 食・健康
ひとり餌の練習方法
自分でご飯を食べられるようになることを「ひとり餌」と言います。
ひとり餌を練習する時期は、生後20日頃からです。練習といっても、雛のいるケースの中にあわの穂を入れるだけです。
ただし、栄養のバランスが悪いと体の弱い文鳥に育ってしまうので、一緒にペレットや混合シードを入れたり、青菜(無農薬のもの)も与えてみるのも良いでしょう(初心者の方は、栄養の管理がしやすいペレットがおすすめです)。
注意することは、この時点で挿し餌を止めないことです。始めのうちは自分で十分な量のご飯を食べることができないので、挿し餌は継続します。文鳥が欲しがるうちは挿し餌を与えてください。
挿し餌を卒業するタイミングは
目安として、だいたい生後30~50日くらいで挿し餌を卒業します。
十分な量のご飯をひとりで食べられるようになり、挿し餌のスポイトを見せても反応しなくなったら、挿し餌を卒業したサインです。
このとき、ひとり餌の練習用に入れたあわの穂やペレットがちゃんと減っているか確認してみてください。病気や何らかの原因で、ご飯を食べていない可能性もあるからです。
ひとり餌を覚えないときは
ひとり餌をなかなか覚えない場合は、放鳥したときに(室温25〜28度くらいの暖かい部屋で放鳥します)、シードやペレットを床にまきます。ばらまいたご飯を指先でつついて注意を引くと、興味を示すことがあります。
まとめ
- ・生後20日頃からあわの穂やペレットなどを入れて、ひとり餌を覚えさせる
- ・挿し餌を欲しがらなくなるまで、挿し餌を続ける
- ・生後30日〜50日くらいで挿し餌を卒業する文鳥が多い
- ・ご飯がちゃんと減っていることを確認してから挿し餌を終了する
- ・なかなかひとり餌を覚えないときは、シードやペレットを床にまいて指でつついてみる
十分な栄養を摂取できないまま育つと体の弱い文鳥になってしまいます。食生活をしっかり観察して過保護なくらいにお世話をしてあげましょう。