文鳥が鼻水を出しているときに疑う病気
公開日 最終更新日 | 病気・ケガ
文鳥が鼻水を出しているときは、以下の病気の可能性があります。
疑う病気
- ・気道炎
- ・クラミジア症(オウム病)
気道炎
細菌や原因不明の病原などによって、鼻・気管・肺などに炎症を起こしている状態です。
症状は鼻水以外にも、くしゃみや咳、開口呼吸などがあります。
気管内の粘稠物質により「プチプチ」という音がしたり、気管粘膜の腫れにより気管が狭くなり「ズーズー」「ヒューヒュー」という音がするときもあります。
人間の風邪に似ている症状ですが、肺炎や気管閉塞を起こして死に至る可能性があるため、できるだけ早く病院で診察してもらうことが大切です。
クラミジア症(オウム病)
クラミジアという微生物に感染している状態です。
症状は鼻水以外にも、くしゃみ、目の充血や涙目、あくび、開口呼吸、嘔吐などがあります。
感染すると3日〜数週間で発症します。中には感染してすぐに発症しないで、数年後に免疫が低下することで発症することもあります。
症状の進行はさまざまで、数週間症状が続く慢性型もあれば、急性型の場合は1〜2週間で死んでしまうこともあります。自然治癒は期待できないので早急に病院へ行く必要があります。
クラミジア症は鳥以外にも人にも感染する病気で、人間が感染すると風邪のような症状が出ます(哺乳類の他にも、爬虫類、両生類、昆虫にも感染した例があります)。感染した鳥のフンや分泌物を吸い込まないように、こまめにケージを掃除したり、手をよく洗うようにします。
まとめ
鼻水は人間の風邪の症状に似ていることから軽視しがちですが、文鳥の場合は命に関わるほど深刻な状態の可能性があります。
異変を感じた時点で、すぐに病院で診てもらいましょう。