文鳥におすすめの餌（主食・副食・サプリメントの与え方）
公開日 最終更新日 | 食・健康
主食
文鳥の主食は大きく分けて2つあります。まずは総合栄養食である「ペレット」、もうひとつは様々な植物の種子を混合した「シード」です。
それぞれの長所と短所を見ていきましょう。
ペレット
【長所】
- ・文鳥に必要な栄養素が網羅されているため、基本的に副食を与える必要がない
- ・シードに比べて、栄養管理が簡単で初心者におすすめ
【短所】
- ・嗜好性が低いため食べない文鳥もいる
◎ペレットの参考情報
参考までに、筆者が獣医師から勧められたペレットをご紹介します。
メーカー：HARRISON（ハリソン）
商品名：アダルトライフタイム スーパーファイン（極小粒）
30年以上の研究をもとに作られ、獣医師からも信頼の厚いペレットです。米国農務省からオーガニック認証を受けており、農薬、保存料、人工着色料、人工香料、甘味料を一切使用していません。
ペレットを選ぶときは、フィンチ用や文鳥用であることを確認してください。獣医師に相談するとおすすめのペレットを紹介してくれることもあります。
副食は基本的に必要ありませんが、青菜、シード、果物など、おやつとして与えると文鳥は喜びます。
文鳥は食べ物を選り好みする動物なので、食べられるものを増やしておくことは良いことです（果物は糖分が多いため週に1回程度が目安です。食べないのであれば無理に与える必要はありません。）。
混合シード
【長所】
- ・野生の文鳥に近い本来の食事
- ・ペレットに比べて、嗜好性が高いのでほとんどの文鳥が食べる
【短所】
- ・シードだけでは栄養素が不足するので、副食やサプリメントが必要
- ・好きな種子だけを選り好みして食べる可能性がある
- ・栄養管理がペレットに比べて複雑
アワ、ヒエ、キビ、カナリーシードがベースになっている混合シードを選びます。
皮がむかれているものも販売されていますが、皮付きのものを選びましょう。皮付きは文鳥本来の食べ物であることと、皮をむくことがストレス解消につながると言われているためです。
文鳥は食べ物の選り好みをする動物です。好きなものだけ食べて、偏った食事をしていないか確認しながら、その文鳥に合ったシードを選びましょう。
補足情報（ペレットとシード共通）
主食の必要量は1日約7～8gです（実際に食べる量は5gほど、まき散らす量も考慮すると7〜8gは必要）。年齢が1歳未満の食べ盛りの文鳥は10g以上必要です。4歳を過ぎると食べる量がやや少なくなり、老鳥になるとまた量が増え始めます。
ペレットは栄養がバランス良く配合されていることから、病気になったときや、老鳥になったときの食事に適しています。シードを主食としている場合でも、ペレットに慣れさせておくと安心です。
副食
主食がシードの場合は、副食として青菜を毎日与えましょう。
青菜は無農薬栽培したものを選びます。オーガニック野菜であっても無農薬とは限りませんので、与えるときは必ず良く洗ってください。少量の農薬でも小さな体の文鳥には深刻な影響があります。
可能であれば、家庭栽培キットなどを利用して、自宅で無農薬栽培するのがおすすめです。
また、週に1回程度、おやつとして果物を与えると文鳥は喜びます。果物は糖分が多いので、無理に与える必要はありません。
サプリメント
主食がシードの場合は、サプリメントも与えます。
ボレー粉や、ミネラル補給のサプリメントを与えましょう。与える量は、ボレー粉の場合は1日10粒程度、ミネラルのサプリメントの場合は製品の説明書や獣医師のアドバイスに従ってください（サプリメントの方が効率的にミネラルを補給できると言われています）。
青菜を食べない場合は、鳥用のビタミン剤を与えます。年をとってから青菜を食べるようになることもあるので、今は食べなくても時々与えてみましょう。
