文鳥がくしゃみをしたときに疑う病気

文鳥がくしゃみをしたとき、以下の病気を疑います。

気道炎

気管や肺に炎症を起こしている状態です。

原因は、細菌やウイルスの感染、喉の傷、空気の汚染などがあります。
喉からプチプチ音がしたり、呼吸のときにズーズーと音がしたり、鼻水やくしゃみをしているようであれば、気道炎を疑います。
呼吸困難に陥ると、開口呼吸をしたり、チアノーゼ（酸素不足によりくちばしが紫色に変色）が見られることもあります。

気道炎が疑われる場合は、保温と保湿をしっかりおこない、部屋の中に空気の汚染となる原因（スプレー・殺虫剤・たばこなど）がないか確認しましょう。

風邪に似た症状なので軽視しがちですが、突然死をする可能性があるため、すぐに病院へ連れて行き、診断してもらうことが大切です。

クラミジア症（オウム病）

クラミジアという細菌に感染している状態です。

他の疾患の症状と見分けが難しく、羽を膨らませている、鼻水が出る、食欲がなくなる、嘔吐する、体重が減る、開口呼吸をする、あくびをするなどの症状があります。
人や他の文鳥に感染する可能性があるので、隔離して治療する必要があります。
元気がないと感じたら、すぐに病院で診断してもらいましょう。

鼻炎

食事の栄養バランスの問題で免疫が低下したり、急激な温度変化などが原因で発症します。

鼻水が出て周辺の羽毛が濡れるなどの症状があります。
重症化すると食欲がなくなったり呼吸が荒くなります。
1日に10回以上くしゃみをしているのであれば、病的なものが疑われるため、病院で診断してもらいましょう。

副鼻腔炎

鼻炎の進行により副鼻腔に炎症が起き、化膿している状態です。
症状としては、鼻が詰まり、元気がなくなり、食欲がなくなります。また、口の中がネバネバしたり、呼吸が荒くなるなどの症状もあります。
元気がないことに気付いたら、病院で診断してもらいましょう。

まとめ

文鳥は体調が悪いことを隠そうとする鳥です。
体調が悪いと気付いたときには、すでに重症化している可能性があります。
文鳥を死なせないために、体調の変化に気付いたら、その日のうちに病院へ連れて行きましょう。