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筆者 SUZUKI

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1羽の白文鳥をお迎えしたことをきっかけに、文鳥の生態や飼育の知識を勉強。現在2羽の文鳥と暮らしている。
「文鳥事典」の記事は、専門書からの知識と、文鳥との実体験をもとに作成しています。「文鳥事典」を利用してもらうことで、人間と文鳥が幸せに暮らすお手伝いができれば嬉しいです。
分からないことの答えが、すぐに見つかる文鳥サイトを目指しています。

文鳥があくびを繰り返しているときに疑う病気

公開日  最終更新日  | 病気・ケガ

文鳥のあくび

文鳥があくびを繰り返しているとき、以下の病気を疑います。

トリコモナス症

トリコモナスという原虫に感染している状態です。
あくび以外の症状にはくしゃみ、鼻水、結膜炎(目の充血や涙目)、口の中が粘つく、鼓膜が耳から突出するなどの症状が見られます。また、舌をしきりに動かす、首を振るなどの動作が見られることがあります。
免疫力の低いヒナが感染することが多く、治療をしないと餌が食べられなくなり、死んでしまうことがあります。早めに病院へ連れて行きましょう。

カンジダ症

カンジタというカビと同じ仲間の真菌が体内で増殖している状態です。
あくび以外の症状には、下痢、嘔吐、体重が減る、黒いフンをする、食べた餌がそのままフンとして出る、羽を膨らませる、などがあります。
体重が減っている場合は、餌をしっかり食べているか確認してください。実は餌を食べているフリをしているだけという可能性もあります。食べないでいると衰弱して命を落としてしまうので、できるだけ早く病院へ行き、治療をしてあげてください。

クラミジア症(オウム病)

クラミジアという微生物に感染している状態です。
あくび以外の症状は、下痢、嘔吐、鼻水、くしゃみ、目の充血や涙目、開口呼吸などがあります。
自然治癒することは難しく、急激に症状が悪化すると1〜2週間で命を落とすこともあるため、早急に病院へ連れて行く必要があります。

食道炎・そのう炎

食道やそのうが炎症を起こしている状態です。
あくび以外の症状は、下痢、嘔吐、食欲がない、水をたくさん飲むなどがあります。
細菌や寄生虫などが原因で発症することもありますが、人間の食べ物を食べてしまうことでも、炎症を起こします。心当たりがある場合は、ただちに人間の食べ物を与えないようにすることはもちろん、床に食べカスが落ちていないか確認してみてください。
ヒナの場合は、そのうを触って柔らかくないと、消化不良を起こしている可能性があります。1〜2日で死んでしまうことがあるため、至急病院へ連れて行く必要があります。

まとめ

文鳥があくびを何度も繰り返しているときは、危険な状態に陥っている可能性があります。
あくび以外の症状がないか、よく観察し、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。
あくびは軽視してはいけない症状です。

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